1953-10-20 第16回国会 衆議院 農林委員会 第38号
金を出すときには、物価を上げないために、硫安価格を上げないために資金をつぎ込み、物資は特配するのだといつておいて、今になつての計算が、一般物価並に硫安を上げて行かなければならぬというあなたの根拠は、私は行政官とは考えられないということを申し上げたいのです。 大体私があなたと議論するには、きようは時間がないのです。まだまだあります。
金を出すときには、物価を上げないために、硫安価格を上げないために資金をつぎ込み、物資は特配するのだといつておいて、今になつての計算が、一般物価並に硫安を上げて行かなければならぬというあなたの根拠は、私は行政官とは考えられないということを申し上げたいのです。 大体私があなたと議論するには、きようは時間がないのです。まだまだあります。
消費者に対するところの国の扱い方としましては、これを一般物価並に下げてやるところの方向を強くしなければならぬのではないかと思うのであります。そうすると一方において、酒税の問題にもなつて来るのでありまして、酒税がそれほどとれないということになつて参ります。
それで運賃の点などは、ただ戦前の物価と比較するということでございますが、鉄道は幸い大きな戦前の資本を持つていますので、料金をほかの物価並に上げるということは、あるいは数字上も必要はないかもしれません。
両両相まつているわけであろうと思うのでありますが、そういう朝鮮事変以来の日本の物価の騰貴率がアメリカよりも高かつたからどうこうというのではありませんで、現在の日本経済の物価水準が世界物価水準に対して割高である、この現状をまず認めまして、それをなるべく国際物価並に近づけるような努力を、金融だけではありません。
そこで国民が株主みたいなことになつておるのだから、大いに公共性を現わしてこれを運営して行かなければいかぬという観点から、おつしやるような他の物価並に貨物並びに旅客の運賃等を上げない、こういうような建前が一応とられておるようなんですが、それが一方独立採算制といつておるのですから、その間の国有鉄道というものの性格をどういうふうに持つて行つたらいいかということについてあなたはどう考えていられるか。
〔川西委員長代理退席、大泉委員長代理着席〕 シャウプ勧告は農地の引上げについても申し述べておりますが、農林省でこの理由を説明しておるところを聞いてみると、経済事情が変動するに応じて農地価格、小作料も変化するのが原則であり、現行農地価格及び小作料の改訂も、やむを得ぬとされる情勢に達したと言つておるようでございますが、その意味は、一般の物価が高くなつたのだから、農地価格も物価並に引上げるのが当然だということに